優秀なBPを失った理由──「返信が1日遅れた」それだけだった
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優秀なBPを失った理由──「返信が1日遅れた」それだけだった

長年信頼してきたビジネスパートナー企業が、ある日を境にぱったりと情報を送ってこなくなりました。理由を探ると、たった一度の返信遅延が積み重なって信頼を失っていたことがわかりました。

2026年6月6日|Zianser編集部

こんにちは。Zianser編集部です。

SES業界において、ビジネスパートナー(BP)との信頼関係は、ある日突然音を立てて崩れることがあります。今回は、私が経験した「気づかぬうちに信頼を失っていた」という苦い話をします。


気づいたのは、メールが来なくなってから

E社は、私が3年以上お付き合いしていたBP企業です。毎週のように案件・要員情報を送り合い、年に数件は成約にまでつながっていた、いわゆる「優良BP」でした。

変化に気づいたのは、ある4月の終わりごろでした。

「そういえば、E社から最近メールが来ていないな」

確認してみると、最後に情報をもらったのは2ヶ月以上前のことでした。


連絡してみると返ってきた「正直な回答」

思い切ってE社の担当者・Fさんに電話してみました。「最近ご無沙汰してしまっていますが、何かありましたか?」

Fさんは少し間を置いてから、こう言ってくれました。

「実は正直に言うと…先期に2件ほど、急ぎの案件を送ったんですが、返信が翌日になってしまって、その間に他社さんで決まってしまったんです。それで、少し優先順位を変えてしまった部分があります」

言葉を聞いて、心当たりがありました。


思い当たる「あの2回」

Fさんが言った時期を振り返ると、私は確かに2回、E社からのメールへの返信が翌日になってしまっていました。

1回目は、外回りが立て込んでいて夜まで確認できなかった日。
2回目は、別の緊急案件対応で1日返信が遅れてしまった日。

「たった1日の遅れが2回。それだけで?」

しかしFさんの言葉は明確でした。SES業界の案件情報は、半日〜1日で優劣が決まるほど時間的な価値が高いのです。


「返信が遅い会社」というレッテルの怖さ

私が特に怖かったのは、Fさんが「返信が遅かった」という事実を、私本人ではなく社内の共有情報として持っていたことです。

つまり、「Zianser編集部(仮)は急ぎの案件を送っても反応が遅い」という評価が、E社内に広がっていた可能性があるということです。

一度ついたレッテルを消すのは、時間がかかります。


即レスの「仕組み化」が必要だと気づいた

この経験から、私は返信の速さを「意識すること」から「仕組みとして担保すること」に切り替えました。

実践したこと

① 外出中でも必ず確認の一言を送る すぐに内容を確認できない場合でも、「受け取りました。本日中にご返答いたします」とだけ送るようにしました。

② 1日2回のメールチェックタイムを固定する 朝9時と午後2時に必ずメールを確認・返信する時間を設け、カレンダーにブロックしました。

③ 重要BPのメールに優先フラグを設定する E社を含む主要BPのアドレスには優先フィルタを設定し、見落とさないようにしました。


E社との関係はその後どうなったか

Fさんに正直に謝罪し、「今後は必ず当日中に返信します」と約束しました。

それから半年後、E社からの情報が少しずつ戻ってきました。全盛期と同じ頻度ではありませんが、信頼を少しずつ取り戻せている手応えがあります。


まとめ

返信の遅れは、時に案件を逃すだけでなく、長期的な関係そのものを損なうリスクがあります。

「忙しかったから」は自分の中の理由であって、相手には関係のない話です。SES業界のスピードを理解した上で、返信速度を「誠実さ」の指標として大切にすること──この経験が、私にそれを教えてくれました。

このコラムを書いた人

Z

Zianser編集部

グッドエフォート合同会社

SES業界経験15年SES営業10年以上PM教育AI推進

SES業界に15年以上携わり、営業・PM育成・AI活用推進を経験。 現場で目撃した「劕話」や「学び」を、コラムとして正直にお伝えします。 現在はグッドエフォート合同会社にSES営業支援ツール「Zianser」を運営。

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