内定辞退されて学んだ「条件提示のタイミング」──焦りが招いたミスの記録
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内定辞退されて学んだ「条件提示のタイミング」──焦りが招いたミスの記録

面談が順調に進んでいたエンジニアに、最終段階で内定を辞退されてしまいました。原因を掘り下げると、条件提示のタイミングと方法に問題があったことがわかりました。その失敗の記録です。

2026年6月5日|Zianser編集部

こんにちは。Zianser編集部です。

「内定を辞退したい」という連絡は、SES営業にとって最もつらいメッセージのひとつです。今回は、私が実際に経験した内定辞退の事例と、そこから学んだ「条件提示のタイミング」の重要性についてお話しします。


順調だったはずの案件

Dさん(30代、フロントエンドエンジニア)は、私が自信を持って紹介できる人材でした。

Reactの実務経験5年、デザインセンスもよく、コミュニケーション能力も高い。紹介した案件(Web系スタートアップのフロント開発)との相性も抜群で、1回の面談でエンドクライアントからも高評価をいただきました。

「ほぼ決まりだな」──そう思っていました。


「辞退したいです」の一報

最終的な条件確認メールを送って3日後、Dさんから短いメッセージが届きました。

「申し訳ありませんが、今回の案件は辞退させてください」

頭の中が真っ白になりました。「なぜ?」「何が不満だったのか?」

正直に理由を聞くと、Dさんはこう答えました。

「面談前に聞いていた単価と、実際の提示単価に差がありました。面談が終わって条件を見て、少し気持ちが冷めてしまいました…」


原因は私の「曖昧な単価提示」にあった

振り返ると、私は面談前にDさんに単価を「75〜85万円程度の想定です」と伝えていました。

しかし、エンドクライアントが実際に提示した金額は75万円。レンジの下限でした。

Dさんの期待値は80万円以上だったようで、その差が「話が違う」という感覚につながったのです。


私が犯したミス

このケースで私が犯したミスは、主に2つです。

ミス1:レンジを広く伝えすぎた

「75〜85万円」というレンジは10万円の幅があります。エンジニアの目線からすれば、「85万円くらいが現実的なのかな」と思ってしまいます。

現実的に見込める単価が75万円前後であれば、「75万円前後での提案になります」とより正確に伝えるべきでした。

ミス2:条件確認のタイミングが遅すぎた

面談が成功して「内定」という段階になってから条件の詳細を確認し合うのでは、Dさんにとって「後から情報が変わった」という感覚になります。

面談前に「この単価感で間違いないか?」をDさんとエンドクライアント双方に確認しておくべきでした。


改善した対応方法

この失敗以降、私は以下のステップを踏むようにしました。

ステップ1:エンジニアの希望単価を正確に把握する 「単価はいくらご希望ですか?」ではなく、「最低ここまでは必要という金額を教えていただけますか?」という聞き方で、許容できるラインを明確にする。

ステップ2:エンドクライアントの予算感を先に確認する 案件紹介の段階で「単価は最大いくらまで可能ですか?」を確認し、エンジニアの希望と現実的なギャップがないか先に確認しておく。

ステップ3:条件提示は面談前に 面談をセットする前に「単価は○○万円前後での提案になりますが、よろしいでしょうか?」と一度確認する。


まとめ

内定辞退を防ぐために最も重要なのは、期待値の管理です。

「大体このくらい」という曖昧な情報伝達は、後からの落胆につながります。エンジニアにとって案件参画は重大な意思決定ですから、正確な情報を早いタイミングで伝えることが、信頼関係の構築と辞退防止の両方につながります。

一度の内定辞退が、私の対応を大きく変えてくれた貴重な経験でした。

このコラムを書いた人

Z

Zianser編集部

グッドエフォート合同会社

SES業界経験15年SES営業10年以上PM教育AI推進

SES業界に15年以上携わり、営業・PM育成・AI活用推進を経験。 現場で目撃した「劕話」や「学び」を、コラムとして正直にお伝えします。 現在はグッドエフォート合同会社にSES営業支援ツール「Zianser」を運営。

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