SES営業という仕事は、外から見るとどんな業務をしているのかわかりにくいという声をよく聞きます。この記事では、ベテランSES営業の実際の一日のスケジュールを公開します。
SES営業の主な業務一覧
SES営業の業務は大きく以下に分類されます。
- BP企業へのメール配信(案件情報・要員情報の送付)
- BP企業・エンドクライアントとのやり取り(問い合わせ対応・条件調整)
- 面談のセッティング・同席
- エンジニアのフォロー(稼働中の状況確認)
- 新規BP開拓
- 社内業務(CRM更新・会議・報告)
実際のタイムスケジュール
7:30〜8:00 出社前:メールの確認
出勤前にスマートフォンで前日夜〜朝に届いたメールを確認します。
急ぎの案件情報や返信が必要なメールをチェックし、出社後すぐに対応できるよう優先順位を頭に入れておきます。
9:00〜10:00 一斉配信の準備と送信
SES営業の一日の最重要業務です。
その日配信する案件・要員の情報を整理し、メールの文章を作成して、BP企業リストに一斉送信します。この配信は毎朝9時台に行うのがベスト。 朝のメールチェックのタイミングに届くと開封率が上がります。
10:00〜12:00 返信対応・案件のやり取り
配信したメールへの返信が来始める時間帯です。
「このエンジニアのスキルシートを送ってほしい」「面談を設定したい」「単価の相談をしたい」など、様々な返信に対応します。
重要な案件への返信は30分以内を目標にします。
12:00〜13:00 昼休み
昼食をとりながら、同僚と情報共有をすることも。案件・要員情報の共有や、市場動向の話をすることで、チーム全体の情報が最新の状態になります。
13:00〜15:00 面談・エンジニアとの打ち合わせ
午後は面談が入ることが多い時間帯です。
エンドクライアントとエンジニアを交えた三者面談に同席し、後のフォローアップを行います。面談後はすぐに双方に連絡し、温度感を確認します。
15:00〜17:00 新規開拓・情報収集
比較的メールの往来が落ち着く時間帯に、新規BP企業へのアプローチや、案件情報の収集を行います。
LinkedInでの接続依頼送付、業界コミュニティの確認、他社の案件・要員情報の分析なども行います。
17:00〜18:00 社内業務・翌日の準備
CRM(顧客管理システム)の更新、上長への報告、翌日の配信用メールの準備などを行います。
翌朝9時の配信に間に合うよう、案件・要員情報の整理を前日のうちに済ませておくのが理想的です。
18:00以降 スポットの対応
稼働中のエンジニアからの「現場で困っていることがある」「単価について相談したい」などの連絡に対応します。
基本的に業務時間外の対応は限定的にしますが、稼働中のエンジニアのフォローは優先度が高いため、重要な相談は翌朝一番に対応するか、状況に応じて電話で対応します。
SES営業が大切にしている時間配分の原則
| 優先度 | 業務 | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 最高 | 返信対応(30分以内ルール) | 随時 |
| 高 | 朝の配信 | 毎朝1〜2時間 |
| 中 | 面談・打ち合わせ | 週2〜3件 |
| 低 | 新規開拓 | 日1時間 |
SES営業の業務効率化のポイント
テンプレートの活用
案件メール・要員メール・面談設定のメールなど、頻繁に使う文章はテンプレート化することで作成時間を大幅に削減できます。
優先BPリストの作成
すべてのBP企業に同じエネルギーをかけるのではなく、成約実績が高い企業・返信率が高い企業を「優先BP」として位置づけ、そこへの対応を最優先にします。
送信スケジュールの固定化
毎日同じ時間に配信することで、受け手の側に「あの会社から毎朝来る」という習慣が生まれます。この「習慣化」が開封率の向上につながります。
まとめ
SES営業の一日は、メール配信・返信対応・面談・フォローアップの繰り返しです。「スピードと丁寧さを両立すること」が高い成果につながる仕事です。
効率化できる部分をツールで自動化し、人間的な関わりが必要な部分(面談・関係構築・相談対応)に時間を集中させることが、生産性の高いSES営業の共通点です。